「日本画」展を見に行きました

fuji-hime2009-11-18

15日(日)文化博物館にて「日本画」展の最終日だった為、慌てて見に行って来ました。
行きたいな〜と思っていた矢先、友達からチケットをいただきました。
「ラッキー」って思って張り切って朝一出掛け、行ってみるとなぜかその日は「関西文化の日」とか何かで無料でございました。(゜o゜)
どおりで人が多い。。。


さて、この「日本画」展。ワコールと京セラさんの総業60、50周年にあたるのを機に「現代日本画」展(1985〜86年欧米を巡回)を両社が所蔵する作品にて再現されたというわけです。
45作家さんの作品を一度に見られ、どれも力作で素晴らしかったです。
何よりも私の尊敬する「大野俶嵩」先生の作品を見られたのがとても嬉しかったです。
多分今回で2度目だと思いますが。あまりお目にかかれないんです。なぜか。

友禅を始めた時はまだ油絵が捨てきれずに夜描いたりしていましたが、仕事柄日本画に興味がありました。
仕事帰り書店で大野先生の「日本画」〜基礎から応用まで〜みたいな本を立ち読みし、即買いしました♪(もう10年以上前の話ですが)
夢中で読んで次の日師匠に「私、大野先生の作品好きだわ〜」って話したら師匠も大野先生のことご存じで「あの先生の作品はすごいよな〜」って言われて、2人ですごく盛り上がりました。
日曜日に師匠のお宅にお邪魔して大野先生の大きな画集を見せていただきました。一緒に画集を覗きこんであれやこれやと話をしたことを覚えています。師匠と私は絵の趣味が合うんですよ♪ 当然、また話は盛り上がりました。

大野先生の日本画に対する姿勢、考え方などとても尊敬し、またその彼の描く絵は緻密で素晴らしいんです。
花一輪でも宗教画のように思えます。今回の展示会では「彼岸花」を描いてらっしゃいました。
画集では分かりづらかったのですが、結構ビビッドなスカーレット系の顔料を効かして描いてありました。
それでもとても上品で気品のある彼岸花でした。
本当に感動でとても嬉しい日曜日になりました。