染めの工程

fuji-hime2009-08-26

以前に描いていてそのままになっていた訪問着の染めを途中ですがご報告します。

まず、友禅する部分をゴム糸目を生地に引いてもらい(柄に友禅する時に染料がにじんで外に行かないようにせき止める)、柄の糊伏せ(柄を白く残す為)の作業を職人Y氏にお願いしました。
それがこれです。
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そして地(広い)の部分を引染めします。

それを蒸しをかけて水で流すと(この工程は専門の工場へ出しています) と、こうなります。

糊伏せした所は色が染まっていません。
の、はずでしたが。。。

分かりづらいかもしれませんが、生地の裏から染料が回ってしまい、本来真っ白になっていなくてはいけない柄の中に染料が入り込んでしまっています。



そこで昨日は再度、職人Y氏を訪ねて抜染の相談に行きました。
いつものことながら、Y氏と私は色んな芸術の話や染色の話などして盛り上がってしまいました。

そしてなんと話の流れでY氏より素敵な物(ブツ)をいただくことになったのです!(^o^)/
それがこれです。

食べる物ではありません。あぶったり注射する物でもないんです。
これは染色に使う貴重な物なんです。
続きはまた後日。